みんなと"原子炉の謎に迫る!?"第47回サイエンスカフェ@ふくおかを開催いたしました!!
第47回ポスター
第47回のテーマは
「原子炉の謎に迫る!?〜原子核の連鎖反応を達成する仕組み〜」
原子核が持つエネルギーについて考えました!!
今回もBIZCOLIさんの優雅な空間をお借りしました!
ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました!
今回の講師は、
九州大学大学院工学研究院エネルギー量子工学部門 藤本 望 教授
ご自身の研究内容についてわかりやすく教えてくださいました。
藤本 望 教授のプロフィール
大分県出身。家の周り一面が田んぼという環境で育つ。子供のころの夢は「ネコになりたい」。大学では、ただ単に「面白そう」と思った原子力を専攻。卒業後、子供のころの夢はかなうはずもなく、茨城県にある研究所に勤めることになる。そこで原子炉の炉心核熱設計・建設・運転管理や畑仕事に従事。30年 近くそんなことをしていたが、なぜか大学に移ることになる。 久しぶりの福岡で、地下鉄が開業したばかりのころを思い出しながら日々を過ごしている。
私たちが日常で目にするものはすべで原子の集まりでできており、その原子は原子核と電子で構成されています。この小さな核に中性子を衝突させて連鎖的に核反応を起こさせることで放出される莫大なエネルギーを利用したものが原子炉です。ウランが核反応することによって排出されるエネルギーは、同じ原子数の炭素の燃焼エネルギーの1億倍です。核反応を継続させるためには、核分裂によって放出される中性子を減速させなければならず、そのために減速材として水が混ぜられるなど工夫が施されています。
原子炉といえば発電所を思い浮かべる方が多いと思いますが、そのほかにも原子炉はいろんな目的で活用されています。その一つが高温工学試験研究炉で、高い耐久性能を持ち、主に熱源として使われ、水素製造への利用が期待されています。
〜原子核のエネルギーについて語らう〜
第2部の座談会でも質問が活発に飛び交い、大変盛り上がりました。
「核分裂した後の物質はどうするのか?」
「放射線の単位Bqとは?」
「核融合は実用化されないのか?」
など様々な質問が
終了時間いっぱいまで出ていました。
〜次回のサイエンスカフェは?〜
「海洋への進出を目指す!」
〜海中ビークル・ロボットによる海洋の調査〜
九州大学大学院 工学研究院の山口 悟 准教授を講師にお迎えして
海中ビークル・ロボットによる海洋調査に迫ります!
2017年7月28日(金) 19:00から
BIZCOLI 交流ラウンジにてお待ちしております!!
お申し込みはこちら
(堤)